なんと産まれてから半世紀が経ちました。10年間のSiziU期を超え、ついに10/9からGoziU、第5形態です。
コロナ禍、地震、政権交代と日々いろいろある中、減っていく体力、記憶力その他、反比例して増える白髪その他などなど、未知の50代ゾーンを楽しみながら探求していこうと思います😱
   
家族とひっそりとこの日を迎えるつもりでしたが、期せずして各方面からお祝いのお言葉等を頂き、独立後そろそろ2年という節目もあり、せっかくなのでご一緒させていただいた皆様への御礼とともに、ここ数年で悟ったこと、やってよかったことを少しだけ記してみようと思います。
 
 
①子育てをチーム戦で進めてきたなぁ
  
11年前になりますね……遅めの結婚を経てようやく妊娠するも、みるみる血圧が上がり最大216に(妊娠高血圧症候群発症)。
8か月で緊急帝王切開、1490gで生まれた息子はNICUに搬送後、3回命の危機が訪れ、私もMFICUで死にかけるなど、かなりハードモードな出産となってしまいました。
しかし夫の協力や医療の力もありその後母子ともに回復。
今では元気で大雑把な小5男子に成長、私もなんとか仕事を続け、働くお母さん12年目でもあります。
  
子育てはチーム戦でした。
自分だけでなく夫、保育園やご近所コミュニティ、義理のお母さん、病児保育など、複数のチームのおかげでいくつもの山を越えていきました。
かつては難しかった「父親の子育て参加」がここ数年で劇的に進んだことも背中を押し、夫は仕事もやりつつ、ほぼ毎日食事を作り、買い出しや宿題対応など(控え目に言っても)50:50の比率で家事子育てに10年以上協力し続けています。
お互いIT関連の仕事をしているため、仕事の悩みの壁打ち相手になってくれたりと、もう本当に感謝しかありません……!
  
11歳になる息子はここ半年ぐらいスライム制作がマイブームで、毎日いそいそと原材料(ホウ砂・洗濯のり・グリセリン・重曹等)の比率を変えたりして得体のしれないスライムを生成し続け、家中ベットベトに。
ベトつく床を踏むたびにイラっとしますが「生きててよかった」とも思うのです。
毎日プチ学童のように放課後や週末には友達がわんさか集まってとてもさわがしいけど、いい風景です。
  
ここ数年であっという間に成長し、親の関わり方も「24時間フルサポート」から「そっと見守り対応」に変わり、子育て卒業がチラ見えする思春期の始まりに、ちょっぴりさみしさも感じたりします。
  
  
②仕事を続けたなぁ
   
上記の「高齢出産からの死にかけハードモード」もあり、何回仕事を辞めようかと本気で悩んだかわかりません。
出産時に息子がこんな目にあったのは私のせいだと長らく思い込み、苦しみ続けました。最近ようやくその呪縛が外れたものの、
その後も思い通りに行かない人間関係、時間の融通、体力、失敗など、自身の能力の限界や凸凹っぷり、思慮の浅さにうなだれ、泣いた日は数知れません。
  
ですが、いつしか信頼できる仲間が増えていきました。仲間も自分もそれぞれ苦しいことやしんどいことがあり、それを分かち合いながら、時にはガチ対話しながら支え合ってきました。
家族やコミュニティのサポート、尊敬し信頼できる仲間やチームの存在がなかったら、とっくに辞めていたでしょう。
仲間の存在は何よりも大きいです。
  
  
③コロナ禍中で独立したなぁ
  
コロナ禍真っ最中・オリパラ延期・不況下……。そんな2020年に独立してしまい、なんでこんな時期に茨の道を選んでしまったんだろうと悩む日もありましたが、象徴的な転機が訪れます。
  
コロナ禍対策が社会DX化の追い風となり、急速にリモートワークが浸透。
zoomやslack等オンラインツールを用いることで、北は北海道、南は沖縄、海外在住のメンバーとも仕事できるようになり、物理空間に閉じがちだった人間関係や知識が広がっていきました。
また、息子が成長したことで「時間」と「距離」の制約が外れ、突如自由に。
今まで参加できなかったPJへの参画が叶うようになり、複数の企業や団体、シンクタンクなどからお声がけいただいたりと少しずつ引き合いが増えております。ありがたい限りです。

いろいろな混乱がありつつも、1期目はなんとか黒字化。
ふたを開けると想定以上に「企業のデジタル化支援」「社会課題解決×DX」「地方創生×DX」ニーズが多く、時代の変化を感じます。
  
一方で先行き不透明、不安定な立場、記憶力等スペック経年劣化と、いい面ばかりではありませんが「人生死ぬまで成長できる」を信じ、今まで経験がない領域でも挑戦していこうと思っています。
  
  
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◎ここからはなんとも微妙な話ですが……50代はジェンダーバイアスを超えられるかもしれない、という仮説を持っています。
  
幼少期から多方面より「君には女を感じない」とか、「性別を超越してるね」とか「意識しないで話せるね」とか「なんか楽だね」等、嬉しいような嬉しくないような感想を持たれることが多い珍奇な人生でした。

ところが妊娠出産により、己の女性性・母性をいやというほど認識します。
それまでバリバリ働いていようが子持ちフラグが立った瞬間に突如機会を失う「ガラスの天井」に気づいた時にはもう遅く、突然の周回遅れ感に歯ぎしりした日もありました。
  
ですが、子育てという山をチーム戦で登れる時代が到来し、仲間が増え、コロナ禍で時間や場所の制約が突如なくなり、直線ではないけれどジグザグいろいろな経験をしながらいろいろな山に挑戦できるように。
また人生半世紀を迎えたことで生物学的にも女性性を超えつつあり、ついにジェンダーがあまり関係ない「人間性ゾーン」に来てしまった実感があります。
ある種の諦めと達観をしつつも、新しいメガネをかけたようなワクワクする気持ちも混ざり、なんとも味わい深いです。
  
世の中的にも性別の括りが薄くなってきたような感もあり、これからもすごいスピードで変わっていくんでしょうね。
  
  
◎そんなことも踏まえて……これからやってみたいこと
  
未就学児や小学生×デジタル領域を長らく手掛けていましたが、子どもの成長とともにターゲットを拡げたいという気持ちがムクムクしています。
今後はより広い世代に向けて、社会課題解決とデジタルの橋を渡していけたら幸いです。例えば社会課題解決をする人の伴走支援や、地方創生DXや行政DXもチャレンジしてみたい。
そして、ダニエル・ピンク著「フリーエージェント社会の到来」でも予想されていたように、日本でもソロ起業者が今後ますます増える予感があり、互助会的なコミュニティを創れたらいいなとも妄想しています。
最後に、これからも「誰と働くか」を大切にし続けていこうと思います。 

集合写真

写真は、昨日フローレンスで誕生日イブをお祝いしてくださった時のものです。※アパホテル感ありますが別人です
フローレンスには2021年4月より社外ディレクターとして再登頂中です。戻ったきっかけは母の死や台風、ビジョンやミッションへの強い思いなどなどいくつもあるのですが
一番は「人」でした。
目指す山が近い企業や団体は他にもあるかもしれない、でもここで出会った人達のことが忘れられず、離れていてもなお、気にかけてくださったり、助け合う言葉が心の支えになっていました。
  
コロナ禍もありあらためて「生きている時間には限りがあるのだ」ということを痛切に感じつつ、尊敬できる家族や仲間とともに、明日からまた頑張っていこうと思います。いつも、本当にありがとうございます!!
  
今後ともコロコロと笑いながら歩んでいけたら嬉しいです。面白そうな話も大歓迎です。人生100年の残り半分も、引き続き何卒よろしくお願いします!
 
ギリ誕生日の深夜に。

個人note始めました

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